【2025年度版】照明器具が直付けの場合の交換方法は?自分でできる?
「照明を変えたいけど、天井が直付けだから‥‥」
「自分でも交換できるのかな?」そんな悩みを持つ方も多いはず。
電球が切れた際、自分で交換しますよね。
その延長で、照明器具を自分で交換する人もいることでしょう。
しかし、照明器具の設置方法によっては注意が必要なこともあります。
本記事では、直付け照明(直結配線)とは何か?から、安全な交換方法、DIY可能な場合・プロに依頼すべき場合の見分け方を解説します。
器具の幅5.5㎝と細身で3灯使いでスリムな3灯アクリル付き円筒LEDペンダントライト
メタリックなゴールドまたはシルバーとアクリルカバーの2層からなるデザイン。ゴールド・シルバー部分は表面をアルミカラーアルマイト仕上げで、シンプルながらグレードアップ感ある仕上げに。
目次
直付け照明とは?見分け方と設置タイプ別の特徴
直付け照明とは
天井から出ている配線を直接照明器具に接続して設置方法のことです。配線工事が必要で電気工事士の資格がないと設置することができません。
直付け以外の設置方法、引っ掛けシーリングとダクトレールの違い
天井に取り付ける照明器具の設置方法は3パターンあり、「直付け」と「引っ掛けシーリング」、「ダクトレール(ダクトプラグ)」です。
-
引掛シーリング:ソケットと呼ばれる四角や丸の形をした部品(丸型引掛シーリング、フル引掛シーリング、角形引掛シーリング、引掛埋込ローゼット、丸型引っ掛けローゼット)が天井にあり、対応の照明器具に付いているツメのような部分を引っ掛けるだけで器具の設置が可能です。ソケットはコンセントのような役割です。引っ掛けるだけで、誰でも簡単に照明器具が交換でき便利です。
引掛シーリングの種類 -
ダクトレール:天井にレールが設置されていて、ダクトプラグタイプ(レール用)の照明器具をレールにスライドさせて取り付ける設置方法。レール上を移動させることができるのが便利です。カフェや飲食店など多く使用されています。
ダクトレール
見分け方
- 天井から直接配線が露出している設置方法 → 直付け
- ソケット(丸または四角)がある設置方法 → 引っ掛けシーリング
- レールの上に器具がある設置方法 → ダクトレール
直付け照明の交換は可能?自分でできるケースとプロに依頼すべきケース
交換には資格が必要
直付けは直接配線を触るため、設置や交換には資格を持っているプロしか触れません。
電気工事を行う際、安全に使用するために一定の資格を持たなければならないと法令で定められています。
電気工事が上手くいかないと、漏電や発火など火災の原因になり大変な事態になるのです。
また、扱いが悪ければ自身が感電するおそれもあるため、素人が触ってはいけません。
このようなことから、直付けされている照明器具は自分で交換は行わず、プロに依頼しましょう。
ちなみに、配線工事ができる資格は「電気工事士」になります。
第一種、第二種とあり、行える範囲が異なるだけなので、住宅での直付けは第二種の免許があれば対応可能です。
交換費用の相場は、1箇所につき5,000円~15,000円程度です。
しかし、照明器具の大きさや高さによっては費用が加算されたりと、トータルで数万円かかってしまうこともあります。
これらはあくまでも目安なので、参考程度に留めておいてください。
「リズムを描く灯り」Sphere スフィア 3-灯シーリングライト MCL009-3
水平アーム部分は上下・横向きの角度調整で、空間や好みに応じて自由にアレンジ可能。動きのある設置で、灯りに表情を持たせます。乳白フロストガラスが反射を重ねて柔らかく拡散。熱が伝わりにくいため、小さなお子様が触れても火傷の心配が少ない設計です。
照明器具を直付けにするメリット
では、直付けにすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。 メリットをまとめてみました。
重い照明器具を設置できる
天井に直接照明器具を設置するため、好きな照明器具を設置できます。
そのため、装飾が豪華なシャンデリアなど照明器具にこだわりたい人にピッタリです。
設置するにあたり、ある程度スペースが必要になります。
スペースが確保できるのであれば、自分の好きな照明器具を設置しましょう。
一方、引っ掛けシーリングは簡易的な分、重量制限があります。
引っ掛けシーリングの種類によって重量制限は異なりますが、最大でも10kg以内です。
しかし、万が一のことを考えると、実際には8kgまでが限界といえるでしょう。
ダクトレールの場合は、レールによって設置できる器具の重さと電気の容量が決まっていますので、照明器具を買う前に確認しましょう。
照明器具と接地面の接続部分を隠しやすい
直付けは直接天井に設置するので、照明器具と接地面の接続部分を隠すことができます。
隠すことができるため見た目がとても美しく、インテリアとしても申し分ないです。
一方、引っ掛けシーリングは、照明器具によっては隠すことができない場合もあります。
接続部分が見えると、いくらおしゃれな照明器具でも魅力が半減してしまうでしょう。
見た目が悪くなるので美しさからは離れてしまいます。
しかし、最近はカバーがついているものもあるので、隠したい場合はカバーがついている照明器具を選ぶといいですよ。
調光・調色&選べる3サイズ 自然と調和する LOG LEDシーリングライト MCL012
丸太のようなフォルムに描かれた年輪のグラフィックは、どこか懐かしさを感じる木の温もりを演出。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。6畳・8畳・12畳用の3サイズ展開。お部屋の広さに合わせて選びやすいラインナップです。
照明器具を直付けにするデメリット
直付けによって受けるデメリットは、どんなことがあるのでしょうか。
デメリットについてまとめました。
自分で照明器具の交換ができない
直付けの最大のデメリットは、自分では何もできない点です。電気工事士の資格がなければ、法律違反となり、火災や感電のリスクが大きいです。
交換するたびにプロを呼ばなければならず、引っ掛けシーリングやダクトレールのように自分で好きな時に照明器具を変えることができません。
そのため、頻繁に照明器具を変えたい人には不向きな設置方法になります。
交換するたびにプロを呼ぶということは、その分費用もかさみます。工事相場は1ヶ所あたり5,000〜20,000円(高さや重量などによって数万円になることもあります)。
しかし、頻繁に照明器具を交換したいというなら、引っ掛けシーリングへと交換するのもひとつです。費用面や手軽さなどトータル的に考えると負担が減ります。
また、照明器具もインテリアとする場所には直付け、模様替えを頻繁に行う場所には引っ掛けシーリングと、用途から設置方法を分けるのもありです。
細かい模様が個性的 磁器ペンダントライト 引掛シーリング MPN18 ダクトプラグ レール MPN18D
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いたペンダントライト。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。職人がていねいに焼き上げた磁器をセードに使っています。
照明器具を直付けから引っ掛けシーリングに交換はできる?
自分で簡単に交換ができる引っ掛けシーリング。
直付けから引っ掛けシーリングにする場合、自分で交換できるのか、さっそく見ていきましょう。
プロに依頼すると交換可能
直付けから引っ掛けシーリングに交換する際も、プロに依頼すればしてくれます。
電気配線を触ることになるので、素人ではできません。
ソケット部分に配線を繋いだ状態で照明器具のみを交換するなら、素人でも簡単に触ることはできます。それ以外は基本的に触れないので、プロに依頼すると覚えておきましょう。
引っ掛けシーリングにすれば、プロに依頼せずに照明器具を好きな時に交換できるため、交換費用を抑えることができます。
これが引っ掛けシーリングの最大のメリットといえるでしょう。
しかし、引っ掛けシーリングも永久的に使えるものではありません。
照明器具同様、古くなります。
古くなったら交換しますが、その際もプロに依頼してください。
ソケット部分の配線を触ることになるので、自分で交換することはできません。
古いまま使い続けると、照明器具自体を支えられなくなったり、上手く放電できず発火するなど支障をきたす原因になります。
交換の目安としては、引っ掛けシーリングが変色したり、ひびが発生したりなどの劣化です。
見つけた際は、速やかに交換を依頼しましょう。
また、古い引っ掛けシーリングは配線がむき出しになっているものが多いです。
危険なことが多いため、配線がむき出しになっている引っ掛けシーリングも速やかに交換してください。
古くなる以外に、耐荷重がある引っ掛けシーリングに変更をしたいと思うこともあるでしょう。
その際も、必ずプロに依頼してください。
プロに依頼する理由として、配線を触ること以外に、照明器具によっては設置方法を変更する可能性もあります。直付けになれば、プロしか扱うことができません。。
引っ掛けシーリングの交換費用の相場は、1箇所5,000円〜1万円程度です。
材料費も含まれているので、少しでも費用を抑えたい人は引っ掛けシーリングを用意しておくのもいいでしょう。
ただし、材料持ち込みをしてもいいかどうかは事前に問い合わせをするようにしてください。
安全と美観の両立:プロに任せる直付け照明設置のすすめ
直付けによって設置する照明器具。
見た目が美しく、好きな照明器具を設置することができる直付けではありますが、設置や交換には必ず電気工事士の資格を持つプロに依頼しましょう。
もし交換に迷うことがあれば、プロに依頼することをおすすめします。
直付け照明器具の交換に関するよくある質問(FAQ)
このセクションでは、直付け照明器具の交換に関して読者が抱きやすい疑問や不安に答える形式で、以下のような質問と回答を掲載します。
Q1. 直付け照明器具の交換を自分で行うことは法律で禁止されていますか?
A. 電気工事士の資格を持たない人が直付け照明器具の交換を行うことは、電気事業法により禁止されています。安全性の観点からも、必ず資格を持つプロに依頼してください。
Q2. 直付け照明器具の交換をプロに依頼する際の費用はどのくらいですか?
A. 交換費用は地域や業者、作業の難易度によって異なりますが、一般的には1箇所あたり5,000円から20,000円程度が相場とされています。詳細な見積もりは、複数の業者に問い合わせて比較することをおすすめします。
Q3. 直付け照明器具を引っ掛けシーリングに変更するメリットは何ですか?
A. 引っ掛けシーリングに変更することで、引掛シーリング対応した照明器具を購入すれば自分で設置可能となり照明器具の交換が容易になり、自分で行えるようになります。これにより、交換のたびにプロに依頼する必要がなくなり、費用の節約にもつながります。
Q4. 直付け照明器具の交換時に注意すべき点は何ですか?
A. 交換作業中の感電や火災のリスクを避けるため、必ず電源を切り、適切な安全対策を講じる必要があります。また、法律により無資格者の電気工事は禁じられているため、必ず資格を持つプロに依頼してください。
Q5. 直付け照明器具の寿命はどのくらいですか?
A. 照明器具の寿命は器具の種類や使用状況によりますが、一般的には10年程度とされています。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、より長く安全に使用することができます。
まとめ:安全・快適な照明ライフを手に入れよう
残念ながら、直付け照明は自分で設置することはできません。電気工事士の資格を持ったプロに依頼することが原則です。照明を自分で簡単に設置したいと思う方は、引掛シーリングを電気工事して天井に取り付けすれば、自分で簡単に引掛けシーリングタイプの照明器具を設置することが可能になります。また同様にダクトレールを電気工事して天井に設置すれば、自分で簡単にダクトレールタイプ(ダクトプラグタイプ)の照明器具を設置することが可能になります。新築やリフォームを検討中の方は、部屋をどんな空間にしたいかで照明の設置方法も変わってきます。設計士さんとなるべく早い段階から相談しながら検討するのがおすすめです。
器具の幅5.5㎝と細身で3灯使いでスリムな3灯アクリル付き円筒LEDペンダントライト
メタリックなゴールドまたはシルバーとアクリルカバーの2層からなるデザイン。ゴールド・シルバー部分は表面をアルミカラーアルマイト仕上げで、シンプルながらグレードアップ感ある仕上げに。