ダウンライトの交換は自分でできる?ダウンライト交換時の注意点は?
ダウンライトはおしゃれでスタイリッシュな印象になるため、ここ最近需要が増えてきています。
「電球が切れたら自分で交換できるの?」
「天井面に埋め込まれているけど、簡単に取り外せるの?」
そんな疑問を解決するために、ダウンライトについて詳しくみていきましょう。
電気工事なしで部屋全体を明るくしたいなら、シーリングライトがおすすめ
シーリングライトは天井に引掛シーリングボディが設置されていれば、電気工事なし設置が可能です。6畳用、8畳用、12畳用と、どのくらいの部屋に設置できるかどうかが記載されているので選びやすい照明です。
目次
ダウンライトの交換は自分でできる?まずは種類を確認
天井に取り付けるタイプのシーリングライトは、電球が切れたら自分で簡単に交換することができます。
しかし、ダウンライトは照明器具が天井面に隠れていて、自分で交換するのはハードルが高いと思っていませんか?
実はダウンライトの中には、自分で簡単に交換できる「交換型」と自分で交換できない「一体型」があります。
ダウンライトってどんなライト?
ダウンライトとは、天井面に穴を開けて取り付ける小型な照明のことです。
天井面がフラットになるため、スッキリとした空間演出にピッタリの照明です。
住宅のほか、店舗などでもよく見かけます。
1つ1つが小さめなので、お部屋全体を明るく照らすことはできないため、他のタイプの照明と組み合わせたり、複数個配置して取り付けるのが主流です。
天井面から突き出ていないため、埃をかぶる心配もなく、掃除も楽なのは嬉しいメリットです。
ダウンライトの取り付けは電気工事士の資格が必要!
ダウンライトは、天井面に穴を開け、配線を繋いで取り付ける必要があります。
配線を伴うので、感電や漏電、火災の危険性がある工事のため、電気工事士の資格を持った方に依頼する必要があります。
無資格の人が取り付けてしまうと、「3万円以下の罰金、または3ヶ月以下の懲役」が科せられるので、必ず資格を持った方にお願いしましょう。
このような工事をするには「第二種電気工事士」という国家資格を取得しなければなりません。
この資格があれば、一般的な住宅や小規模の店舗、事業所の電気工事をすることができます。
第一種電気工事士ほど工事できる規模は小さいですが、合格率が筆記試験60%前後、技能試験70%前後と比較的高めなため、DIY目的で取得される方も増えてきています。
ダウンライトの種類
ダウンライトには自分で簡単に交換できる「交換型」と自分で交換できない「一体型」の2つのタイプがあります。
■「交換型(電球交換可能)」ダウンライトの特徴
- 照明器具と電球が別々になっているダウンライトのことで、カバーを外して電球部分だけが交換できます。カバーを外して電球交換できるので資格は不要です。
- 交換型のダウンライトは、照明器具が高めなので初期導入費用かかかります。
- しかし電球が切れた時や、明るさや光の色合いを変えたい場合、自分で簡単に電球を交換することができるため、交換自体は簡単で費用も電球代(1,000〜3,000円程度)くらいしかかかりません。
- 洗面所・廊下・トイレなどに多く採用されています。
- LED電球に変えることで省エネ&長寿命です。
■「一体型(本体型交換)」ダウンライトの特徴と注意点
- 照明器具と電球が一体になっているダウンライトのことです。
- LEDユニットと本体が一体化になっているため、交換が不可能です。
- 本体を外すには配線工事が必要で電気工事の資格が必須です。
- 部品代+工事費込みで数万円になることもあるため、見積もり依頼してから依頼しましょう。
- 一体型ダウンライトの初期導入費用は比較的手頃ですが、交換時は電球だけ変えることはできないので、照明器具ごと交換する必要があります。そのため交換費用は高めになります。しかし現在はLEDライトが普及し、ライトの寿命が10年ほどと長くなっているため、LEDライトの寿命が来た時には照明器具も劣化しているので、照明器具ごと変えた方が無難です。※一般的な照明器具の寿命は目安として10年。
LEDライトの寿命が照明器具の寿命(一般的に10年)より長くなったため、一体型のダウンライトの交換スパンも長くなりました。そのため、導入時に費用がかかる交換型より、一体型の方がトータルで費用は安く抑えられるようになっため、一体型の方が需要が増えています。
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「交換型」ダウンライトを交換方法(5ステップ)
必要な道具と準備
- 脚立
- ドライバー(必要な場合)
- 手袋(素手でLEDを触らないため)
手順
- 電源を切る~ブレーカーを落とす。
- カバーを外す~引き抜き式・回転式など、タイプによって外し方が異なります。
- 電球を取り外す~口金サイズ(E17、E26など)を確認します。
- 新しい電球を取り付ける〜LED電球がおすすめ。省エネ・長寿命で経済的です。
- 点灯チェック&カバーを戻す
ポイント
必ず同じ口金サイズ・形状の電球を使用。誤った電球の場合、取り付けできないだけなく、故障や火災の原因になります。
「一体型」のダウンライトは自分で交換できないので、注意が必要?!
一体型のダウンライトは、照明器具と電球が一体になっているため、電球がつかなくなってしまったら照明器具ごと変える必要があります。交換するには電気工事の資格が必要なため、資格を持っていない人は交換することはできません。
「一体型」のダウンライトの交換には電気工事士の資格が必要な理由
一体型のダウンライトは照明器具ごと変えなければいけないため、配線を伴う作業が必要になります。
よって、取り付け時と同じで電気工事士(第二種電気工事士以上)の資格を持った方に依頼しなければなりません。
「DIYが得意だから自分でできそう!」と安易な考えでやってしまっては大変危険です。無資格作業は法律違反であり、感電・火災のリスクがあります。
火災を起こしてしまっては取り返しがつきませんよね。
業者に依頼する手順
- 型番やサイズを確認(天井開口径や埋込深さも)
- 交換したい器具の選定
- 見積もり依頼(複数業者比較がおすすめ)
- 工事日を決定、作業を依頼
「一体型」のダウンライト交換時の費用目安は?
では一体型のダウンライトの交換を業者にお願いすると、費用はどれくらいかかるのでしょうか?
ダウンライト1台につき、新しい照明器具代(2,000円〜10,000円ほど)、交換費用(2,000円〜15,000円)、古い照明の廃棄費用(500円ほど)と、出張費用がかかります。合計で1〜3万円前後かかります。条件などによって変動するので注意しましょう。
出張費用は、近場で業者が見つかると安く抑えることができます。
また照明器具はネットの方が安く購入できるので、まずはネット通販で見てみるといいでしょう。
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内玄関・廊下・階段のポイントになるブラケットライト。新築・リフォーム・店舗照明として人気がある商品です。
「交換型」のダウンライトを自分で交換してみよう!
交換型のダウンライトの電球は自分で交換することができます。こちらは配線工事を伴わないので、電気工事士の資格がなくても大丈夫です。
しかし照明器具自体が劣化した場合は、照明器具の交換も必要になるので、資格を持った方にお願いする必要があります。
あくまでも配線をいじらない場合だけ、自分で交換してオッケーということです。
「交換型」のダウンライトの交換の手順
では交換型のダウンライトはどうやって電球を変えるのでしょうか?
天井面にくっついているライトをどうやって取り出すのでしょうか?
交換型のダウンライトは、カバーが付いているタイプとカバーがなくランプが見えているタイプがあります。カバー付きの場合、そのカバーは取付バネで天井面にくっついているだけなので、カバーのふちを持ってゆっくり下に引っ張ると、カバーを取り外すことができます。
ゆっくり引っ張らないと、天井を傷つけてしまうので気をつけましょう。
最近は珍しいですが、古いタイプのダウンライトだとネジでカバーが固定されています。
その場合、ドライバーでネジを外さなければなりません。
カバーを取り外すことができたら、電球を交換して再びカバーを戻せば完了です。カバーがないタイプの場合は電球を交換するだけでOKです。
電球は安いものだと1,000円以下で購入できるため、交換型のダウンライトは交換費用を抑えることができます。
ダウンライトを最新の電球に変えてみよう
交換型のダウンライトの魅力は、何といっても自由に電球を変えることができるということです。
最近ではスマート電球という、リモコンで明るさや光の色合いを変えられる電球があります。
このスマート電球をダウンライトに取り付けると、普段は白っぽい明るい光に、リラックスしたい時はオレンジがかった優しい色の光に調節することができます。
是非最新の電球に交換して、照明による空間演出を楽しんでみてください。
ダウンライト費用比較:交換型 vs 一体型
ダウンライト交換時の注意点と安全対策
- 必ずブレーカーを落としてから作業する
- 高所作業は2人以上で行う
- 防湿型や断熱施工対応型は専用モデルを使用する
- 天井材や周囲の配線を傷つけないように注意する
スマート電球への交換も簡単!交換型ダウンライトの魅力
いかがでしたでしょうか?
ダウンライトの交換では、「一体型」は業者の方にお願いしなければなりませんが、「交換型」は自分で交換することができます。
生活スタイルの変化によって電球の色合いを変えたり、スマート電球に変えてみたり、自分で低コストで交換できるのは魅力ですよね。スマート電球に変える際は器具が対応しているかどうかの確認は忘れずに!
しかし、最近主流の「一体型」のダウンライトの交換は、必ず電気工事士の資格を持った方にお願いしなければなりません。
無資格で工事してしまうと罰則があります!
最近はDIYブームにより、照明の配線まで自分でやりたい!という方が増えてきていて、DIY目的で第二種電気工事士の資格を取得する方も増えてきています。
DIYの幅を広げるために勉強してみるのもアリかもしれませんね。
配線をいじる作業はしっかりした知識がないと感電・漏電・火災などの恐れがあり大変危険ですので、自分で行ってはいけないということをお忘れなく。